chottoshitahanashi’s diary

基本的に間違ったことばかり書いてるブログ。検索ひっかかるな

投資分散(2)

相関係数を考慮したシミュレーションをしてみた。

  • 左の図は世界株式100%。
  • 中央は世界株式50%, 日本国債50%。
  • 右は世界株式70%, 貯蓄(リスクリターン共に0)30%

の条件。貯蓄以外のリスクとリターン、それに相関係数はこちらを参照した。2022 Long-Term Capital Market Assumptions 長期見通し(円ベース)https://am.jpmorgan.com/content/dam/jpm-am-aem/asiapacific/jp/ja/insights/portfolio-insights/2022-ltcma-matrix-jpy.pdf

全て中央値のみ右軸、元金の100%, 75%, 50%を切る確率が左軸。世界株式は20年で中央値1.33、ものすごくしょぼいのはおいといて中央の世界株式と日本国債を等分に持った条件では中央値1.24。中央値が下がった分気になっていた大損するリスクが格段に減る。日本国債の代わりに世界株式50%, 日本国債50%と中央値がだいたい等しくなるよう選んだ貯蓄の場合では大損のリスクがものすごく上昇する。国債なんてリターンたったの0.7%なのにマイナス相関がよく効いてるらしい。追記:現実の値の0.007%だと無理。


こちらの解説普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方 - hayatoと結論が違うのが気になる(この解説では株式+貯蓄を勧めてる)。中央値を等しくして比較してる所が違うんだろうけど平均値が当てにならない以上中央値を基準に考えるのは理にかなってる気がするが・・。


しかしなあ、何をしてもものすごく条件悪いんだけどこれ正しいんだろうか笑。
巷で言ってる株式の利率は5-10%なのでそれを目指しましょう、なんてのと全く違った結果になってるんだが。

世界株式の利率3.1%がコロナを反映して低すぎるのが原因かと考えよくシミュレーションで使われる利率5%-リスク20%で計算し直してみる。条件は世界株式と日本国債を等分に持つパターン

20年中央値が1.47。元本割れ確率19.5%、<75%確率3%。やっぱり良くないけどこんなもんなのか?利率5%-リスク20%世界株式を100%持った場合の20年中央値は1.86。元本割れ確率20%もあるんだからせめて3%くらいは行って欲しいんだけどなあ。追記:1.47は47%だった。


上の解説より抜粋。この辺の考え方と確率分布に基づいたシミュレーションの考え方が決定的に違う気がする。

株価はランダムウォークしながらも長期的には右肩上がりだという前提にたちます。
インデックスファンドは株式市場をまるごと買う行為です。つまり、インデックスファンドをひたすら買うことで、資産運用の成績は、市場平均とほぼ同じになります。詳しくは後述。

2つの考え方をつなげる理屈がわかればすっきりするのかもしれない。


ちょっとわかった。インデックスファンドのリターン5%、リスクを20%くらいでシミュレーションすると元本割れする確率が20年で約20%。これが長期的には右肩上がりだという前提と矛盾するのか。頑張ってシミュレーションしたけど長期の傾向は乱数では測れないのかも。じゃあロングテールとかあの辺の理屈は一体なんだ?